組み込み型(2)

基礎編

リスト

リストは要素を順番に格納するデータ型です。データをまとめて処理するときに利用する一番基本的なデータ型です。[ … ]でリスト(列表)を表します。

a = [10, 20, 30, 40]

异なる型の因素のリストを作ることもできます。

a = [10, 'ABC']

リストに値を追加する

リストの末尾に値を1つ追加する。appendメソッド

a.append(4)

複数を追加する。extendメソッド

a.extend([5, 6])

append 、extend のどちらもリストの末尼に要索を追加するメソッドですが、スラ
イスヘの代入を使うと、リストの任意の位置に値を追加できます。

l = [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]
l[4:8]
l[4:8] = [0]
l[4:5] = [5, 6, 7, 8]

リスト同士を結合する

2 つのリストを結合するには、「+」演算子を利用します。

l1 = [1, 2]
l2 = [3, 4]
l1 + l2

要素の数

len関数を使うと、リストの要素がいくつ入っているのか確認できます。

len(l)

タプル

( … )で要素を并べたものをタプルtuple )と呼びます。因素がひとつだけの时は、最后にカンマ(,)を记述する需要があります。
スリト要素は変更することはできますが、タプルを変更することはできません。
タプルからリストに変换するにはlist()を、リストからタプルに変换するにはtuple()を使います。

t = (1,2,3)
t = t + (4,)

セット

「セットJ は、順序なし・重複なしという特徴があります。

s = {1,2,3,1}
s

セットに値を追加する

セットに値を追加するには、add メソッドを利用します。

s.add(4)
s.add(2)

タプルのように、セットの内容を変更されないようにするには、frozenset を利用し
ます。frozenset のリテラルは用意されていないため、frozensetコンストラククを使
って作成します。

f = frozenset({1,2,3})

セットは集合とも呼ばれ、さまざまな渠合油狂が利用可能です。

辞書

{} は、「辞書」は、値をキーと対応付けて格納するデータ型です。1 つのキーに対する値は
1 つだけしか設定できません。また、後から辞書に値を追加できます。ただし、既に
存在するキーに値を追加した均合は、以前の値は失われます。

d = {'Yamada': 30, 'Suzuki': 40, 'Tanaka': 80}
d['Yamada']
d['Kanda']

getメソッドとsetdefaultメソッド

getメソッドは、第一引数がが存在していなかった場合、第二引数の値を返します。setdefaultメソットも、同様の値を返します。
また. getメソットはキーが存在しようが存在しまいが、元の辞書の内容を変更しません。これに対してsetdcfault は、キーが存在しなかった場合はそのキーと値を辞書に登録します,

d.get('Kanda')
d.get('Kanda', 20)
d.setdefault('Kanda', 10)
d.setdefault('Kanda', 50)

items、keys、values

itemsメソッドを使うと、キーと値の組をタプルでまとめた一覧を取得できます。
keysメソッドが辞書のキーの一覧を、valuesメソッドが値の一覧を返します。
これらの戻り値は特殊なコレクションとなっています。それぞれの値を直接取得するには、listコンストラクタでリストに変換する。

d.items()
d.values()
d.keys()
list(d.keys())
list(d.values())